第2回 生物多様性について

ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

〈調査の概要〉

1 調査期間 令和7年6月26日~令和7年7月9日

2 調査対象 オープンとくしまe-モニター 200名

3 回答状況 回答者数 169名 回答率 84.5%

問1
生態系、生物多様性の普及・保全等について、関わってみたい活動はありますか。(複数選択可)
[1] 希少野生生物の保護 (29.9%) 50
[2] 特定外来生物、侵略的外来生物の防除 (24.6%) 41
[3] 自然公園や長距離自然歩道(四国のみち)等の魅力向上 (46.1%) 77
[4] 里山保全活動や森づくり活動 (30.5%) 51
[5] 子供たちへの環境学習活動 (39.5%) 66
[6] その他 (2.4%) 4
問2
法律で指定された「特定外来生物」が増加していることを知っていますか。

※特定外来生物
海外起源の外来種であって、生態系、人の生命・身体、農林水産業へ被害を及ぼすもの、又は及ぼすおそれがあるものの中から国が指定するもの。
飼養、栽培、保管、運搬、輸入等が規制されている。
[1] 知っている (71.6%) 121
[2] 知らない (28.4%) 48
問3
問2の「特定外来生物」について、対策のためにあなたができることはありますか。
[1] 積極的に対策に参加したいと思う (8.3%) 14
[2] 情報があれば協力できることがあると思う (37.9%) 64
[3] 対策のため、外来生物について知識を得たいと思う (45.0%) 76
[4] できることはない (8.9%) 15
問4
「外来種」とは、外国から侵入した生物だけでなく、国内で人為的に他地域へ移動・放出した場合も当てはまることを知っていますか。
[1] 知っている (58.9%) 99
[2] 知らない (41.1%) 69
問5
徳島県南部では県外産のオヤニラミが放流され、在来個体との交雑が進んでいます。
地域固有の遺伝子を守るため、行政が積極的に交雑によって生まれたオヤニラミを駆除することについてどう思いますか。

※オヤニラミ
徳島県では県南の一部河川にのみ生息する淡水魚(県の「指定希少野生生物」に指定)
[1] 駆除することに賛成 (54.1%) 92
[2] 駆除することに反対 (5.9%) 10
[3] わからない (40.0%) 68
問6
四国のツキノワグマが絶滅の危機に瀕していることを知っていますか。

※四国のツキノワグマ
「環境省レッドリスト」に「絶滅の恐れがある地域個体群」として掲載
西日本や東日本の個体群とは遺伝子タイプが異なっており、四国・紀伊半島に固有の遺伝子グループとなっている。
現在は、徳島県と高知県にまたがる国指定剣山山系鳥獣保護区を中心とした地域に限定して分布しており、
個体数は平成29年時点で16-24頭と推定されている。
[1] 知っている (62.1%) 105
[2] 知らない (37.9%) 64
問7
四国のツキノワグマを保護するべきだと思いますか。
[1] 保護するべきだと思う (59.2%) 100
[2] 保護する必要はない (13.6%) 23
[3] わからない (27.2%) 46
問8
徳島県のツキノワグマを、「徳島県希少野生生物の保護及び継承に関する条例」で定める、「指定希少野生生物※」に指定するべきだと思いますか。

※指定された生物は、捕獲等(捕獲、殺傷、損傷)を行うのに知事の許可が必要になる。ただし、人の生命、 
 身体の保護のため、やむを得ない場合等は除く。高知県では同様の条例に基づき希少種に指定済み。
 なお、四国のツキノワグマは鳥獣保護法に基づく狩猟禁止措置が執られており、無許可での捕獲は現在も
 禁止されている。
[1] 指定するべきだと思う (57.6%) 98
[2] 指定すべきではない (6.5%) 11
[3] どちらでもいい (16.5%) 28
[4] わからない (19.4%) 33
問9
現在、四国のツキノワグマの個体数は、個体群の維持に必要とされる頭数(100頭程度)を大きく下回っているとされています。
四国のツキノワグマの保護のため、行政が積極的に繁殖・増加させる取組を行うべきと思いますか。
[1] 繁殖・増加させることに賛成 (32.5%) 55
[2] 繁殖・増加させることに反対 (19.5%) 33
[3] どちらでもいい (20.1%) 34
[4] わからない (27.8%) 47
ご意見・ご要望など
ご意見・ご要望などを入力してください。
[1] ○ 徳島県が関西広域連合の広域環境保全を担当する滋賀県と連携して、琵琶湖に生息する特定外来生物のブラックバス並びにブル-ギルを譲り受けて、ブラックバス並びにブルーギルを砕いて粉末状にした上で、阿波尾鶏の餌にする。

○ 徳島県が「徳島の里山づくり」(例・上勝町のいろどり山事業及び樫原の棚田の保全の取り組み),「徳島の里海づくり」(例・牟岐町沖の千年サンゴの保全の取り組み)を推進する。 (2.4%)
1
[2] どう解決するのが正解なのかわからないけど
生き物に関わらず目の前で困ってたら助ける
それを皆で協力しあえたらいいと思う
それに行政の取り組みや法律が必要ならそれもまたアリ (2.4%)
1
[3] なし (2.4%) 1
[4] オヤニラミが県内と県外では遺伝子が違うなんて驚きです。 (2.4%) 1
[5] ツキノワグマがそんなにヤバい状況だとは知らなかった。全力で保護、繁殖すべき (2.4%) 1
[6] ツキノワグマのような人間に不安を与える、危害があるような絶滅危惧種は、管理出来るルールや取り決めをしっかり整備してする事が大事だと思います。
増え過ぎない程度に管理していくなどの対策や管理をする事で県民には理解して貰えるような気がします。 (2.4%)
1
[7] ツキノワグマの保護については、四国・紀伊半島で固有の遺伝子グループとなっているので保護するべきだと思う。しかし、県外などから山間部へ移住してくる人や地域住民からすると熊が多くなることはマイナスイメージになるのではないかと感じた。保護活動と並行して「人と熊のトラブルについての教育」などを行なっていくと、事故なども減り共存していこうという知恵が広がっていくと思う。希少個体群なので、今後ますます注目される可能性が高いと思う。 (2.4%) 1
[8] ツキノワグマの減少が、人間によるものであれば、保護すべきだと思う。人間によって生息地域を狭められ、餌を取れず、減っていく動物の数が際限ない。なぜ共生できないのか。自然がなければ人間も生きられない。昔のように境界を設けて人間と動物の住み分けができればよいと、切に願う。 (2.4%) 1
[9] ツキノワグマは20数頭でしたでしょうか。九州ではすでに絶滅してしまっています。保護し区域を分けるなど共存すべきと考えます。これは県としても貴重な資源ではないでしょうか。 (2.4%) 1
[10] ツキノワグマは自然消滅すると生態系にどのように影響があるのか??猪や猿、鹿などを減るなら増やせばいいと思いますが熊は関係ないので保護までは必要ないように思う。 (2.4%) 1
[11] 人間の手によって繁殖・増殖することは反対ですが、動物自体が自然繁殖できるよう徳島の山を食べ物が豊富、すみかができるような森、山づくりをして欲しい。 (2.4%) 1
[12] 保護はした方が良いと思うが、どこまで人が手を加えるかは慎重に考えた方が良いと思う。 (2.4%) 1
[13] 保護をするべきとは思うけど最近山があれているので危険があである。難しい問題である (2.4%) 1
[14] 全国的にクマによる人身被害が激増していることを考えれば、個体増には慎重であるべきだ。 (2.4%) 1
[15] 勉強不足で基礎知識なしので、主張できる意見なし。 (2.4%) 1
[16] 動物保護は大事だと思いますが、人間と共存出来る様になるのがいちばん良いと私は思います。 (2.4%) 1
[17] 問9. 剣山周辺で生息が確認されると同時に、市街地に出没することが増えており判断に窮します。 (2.4%) 1
[18] 四国のツキノワグマを保護することは大切だとは思うが、今はまだ人に危害を加えたりするような事件や事故が起こっていないから言えることであって、北海道や東北、中部地方などでクマが家の周りを歩き回ったり、人間を襲って死傷させたりするニュースの報道を見ると、増えすぎても困ることになるのではないかと思う。 (2.4%) 1
[19] 地球温暖化で在来種が住みにくい環境になってるかもしれない。
在来種だから保護、外来種だから駆除という区別でなく、今の環境に適した生態系になるように駆除等行い共存出来るのが理想だと思う。 (2.4%)
1
[20] 外来生物と聞いてすぐに浮かぶのは「アカミミガメ」と「ナルトサワギク」です。身近で大変増えていることを実感していて、何とかならないものかと思っています。
他の生物についても、もっと情報が欲しいです。 (2.4%)
1
[21] 外来種が増加していること、また在来種を守るためにカモシカやコウノトリの保護活動の取り組みはニュースで見たことがありました。
ただ指定希少野生生物には他にどの生物がおり、その保護のためにどこで何をしているかが知りませんでした。
一住民でも参加可能な保護活動を周知があれば参加のきっかけになると思いました。 (2.4%)
1
[22] 徳島の場合他県と違いメディアなどの情報源が少ないので、積極的な発信力に期待しています。 (2.4%) 1
[23] 思っていたより大変なことになっているのがわかりました
もっと県民に積極的に広報活動をしてもいいのではと思いました (2.4%)
1
[24] 意見述べる知識がない (2.4%) 1
[25] 東日本ではクマの被害が住宅地にまで及んでいるニュースを見かけます。四国内ではツキノワグマが絶滅の危機になっていてバランスよくするのがとても難しい現状なのだなと思い知らされます。それでもどうしたらいいのか考え続けることが重要なのかなと思いつつ何がいいことなのか。難しいですね。 (2.4%) 1
[26] 減少していることが他の生態系に悪影響がないのであれば、そこに行政が公費を投入することに対しては反対です。外来種が増えていることを問題視することは理解できるが防ぐのは今からでは難しいと思う。まず人間の生活を守るために資金を投入すべきだ。 (2.4%) 1
[27] 無し。 (2.4%) 1
[28] 熊については賛否が多いと思うが、本来の生態系を守るために必要なことについては対応すべきと思います。 (2.4%) 1
[29] 熊の生息状況と熊による人身被害状況から地域によって熊に対する考え方に温度差があるのは当然だと思う。また、対策についても都道府県単位でなく、例えば四国、紀伊半島など広域的に講ずるべきだと考える。 (2.4%) 1
[30] 特になし (7.3%) 3
[31] 特に被害が、人の命に直接かかわる動植物のほごについては、それに関わる事項について更に知ったうえでないと簡単に結論は出せないと考えている。例えばクマについていえば全国的に見ても毎年人命にかかわることが多数発生しておりこれを完全になくさないと、それの保護を考えることは人命軽視につながる。まずは当たり前のことであるが、人命が一番大事でありそれを確保できたうえで保護もひつようではあると思う。現状をみるかぎり人命が軽視されていると言わざるを得ない。 (2.4%) 1
[32] 生体系を乱したり、人間に関わる事で問題があれば捕獲や防除が必要だと考えてます。
問題がなければ、自然の摂理のゆくままに任せるのが1番なのではないかと思います。 (2.4%)
1
[33] 生物は一度絶滅すると、いくら科学が進歩しているといえども復活させるのは大変難しい。
絶滅危惧種は積極的に保護すべきと思う。 (2.4%)
1
[34] 生物多様性についてのアンケート、正直知識・関心がなく、答えづらかった。人間と動物の共存、実際のところ可能なのか?全国的に熊に襲われ、被害が出ている。安全第一!生活に支障がでなければ良いが、リスクを伴う可能性があれば、一考すべきではないか?慎重に検討してほしい。 (2.4%) 1
[35] 生物多様性に関する事を徳島県公式ホームページ、県政だよりOUR徳島、徳島県テレビ広報番組「とくしまタイムズ」、徳島県ラジオ広報番組「ラジオOUR徳島」、「エフエムOUR徳島」、「県からのお知らせ」で知らせるべきである。 (2.4%) 1
[36] 県内での外来種との生態系の交雑化が進んでいる様ですが、生物のリストアップをするとともに、状況把握、必要に応じた駆除を進めて、生態系の維持に努める事が大切だと思う。 (2.4%) 1
[37] 知っているか、知らないかという質問に加えて、こういう活動をやっていますよなどの情報も参考情報として載せて頂けると理解が進むかと思います。
例えば下記のようなものです。
https://www.rinya.maff.go.jp/shikoku/keikaku/hasikko_project/20250612.html (2.4%)
1
[38] 自然環境が破壊されたために希少生物が無くなるのは防ぎたい。 (2.4%) 1
[39] 近所の田んぼに、ジャンボタニシの卵が多数産み付けられていた。見ると稲もまばらになっている感じがする。もう、いなくなったと思っていた(ジャンボタニシ)。 (2.4%) 1
年齢別
[1] 20歳未満 (4.7%) 8
[2] 20~29歳 (11.2%) 19
[3] 30~39歳 (9.4%) 16
[4] 40~49歳 (18.8%) 32
[5] 50~59歳 (24.1%) 41
[6] 60~69歳 (17.1%) 29
[7] 70歳以上 (14.7%) 25
職業別
[1] パート (2.9%) 5
[2] 公務員 (0.6%) 1
[3] 無職 (4.7%) 8
[4] 社協職員 (1.2%) 2
[5] 自営業 (2.9%) 5
[6] 農業 (1.2%) 2
[7] 農林漁業 (0.6%) 1
[8] 農林漁業以外の自営業 (3.5%) 6
[9] 会社員 (37.1%) 63
[10] 団体職員 (5.9%) 10
[11] 主婦 (11.2%) 19
[12] 学生 (10.6%) 18
[13] その他 (17.6%) 30
住所別
[1] 徳島市 (37.6%) 64
[2] 鳴門市 (6.5%) 11
[3] 小松島市 (7.6%) 13
[4] 阿南市 (7.1%) 12
[5] 吉野川市 (2.9%) 5
[6] 阿波市 (2.9%) 5
[7] 美馬市 (2.9%) 5
[8] 三好市 (2.4%) 4
[9] 勝浦町 (1.8%) 3
[10] 上勝町 (0.6%) 1
[11] 佐那河内村 (0.6%) 1
[12] 石井町 (3.5%) 6
[13] 神山町 (1.8%) 3
[14] 那賀町 (1.2%) 2
[15] 牟岐町 (1.8%) 3
[16] 美波町 (0.0%) 0
[17] 海陽町 (0.6%) 1
[18] 松茂町 (1.8%) 3
[19] 北島町 (2.4%) 4
[20] 藍住町 (4.7%) 8
[21] 板野町 (3.5%) 6
[22] 上板町 (3.5%) 6
[23] つるぎ町 (1.2%) 2
[24] 東みよし町 (1.2%) 2