障がい福祉に関する意識調査

今回のアンケートは、「障害者差別解消法」及び本県「障がいのある人もない人も暮らしやすい徳島づくり条例」の施行後における、県民の皆様の障がい福祉に関する意識調査を目的として実施いたしました。

ご協力いただきました皆様、誠にありがとうございました。

 

<調査の概要>

1 調査期間 令和7年9月18日~10月1日

2 調査対象 オープンとくしまe-モニター 200名

3 回答状況 回答者数 160名 回答率 80.0%

問1
 平成28年4月1日、障がいを理由とする差別の禁止や合理的配慮の提供について定めた「障害者差別解消法(以下「法律」という)」が施行され、また、令和6年4月1日に改正法が施行されています。あなたは、この法律のことを知っていますか。
 「法律の内容も含めて知っている」または「法律ができたことは知っている」とした回答が令和6年度と同様に50%程度で推移しております。
[1] ア)法律の内容も含めて知っている (11.9%) 19
[2] イ)法律ができたことは知っているが、内容は知らない (38.8%) 62
[3] ウ)知らない (49.4%) 79
問2
 平成28年4月1日、障がいの有無にかかわらず、いきいきと暮らすことのできる「共生社会の実現」を目的とした「障がいのある人もない人も暮らしやすい徳島づくり条例」(以下「条例」という)が施行されました。あなたは、この条例のことを知っていますか。
 「条例の内容も含めて知っている」または「条例ができたことは知っている」とした回答が30.6%となり、障害者差別解消法と比べて条例の認知度が低めであることがわかりました。
[1] ア)条例の内容も含めて知っている (6.2%) 10
[2] イ)条例ができたことは知っているが、内容は知らない (24.4%) 39
[3] ウ)知らない (69.4%) 111
問3
 法律や条例では、障がいのある人とない人とが同じように生活するために、過大な負担とならない範囲で行う配慮や工夫のことを「合理的配慮」と規定し、障がい者に対して「合理的配慮」を行うことが求められています。あなたは合理的配慮について知っていますか。
 「合理的配慮」について、56.6%の方が「内容も含めて知っている」または「ことばは知っている」という回答でした。
[1] ア)「合理的配慮」の内容も含めて知っている (21.4%) 34
[2] イ)「合理的配慮」ということばは知っているが、内容は知らない (35.2%) 56
[3] ウ)知らない (43.4%) 69
問4
 本県では、法律や条例に基づき、種々の取組を実施し、また周知啓発を行ってまいりました。どのような取組を知っていますか。少しでも知っている場合は選択してください。(複数回答可)
 もっとも知られている取組は「ヘルプマークの導入・配布」(53.8%)でした。次いで、「障がい者スポーツ協会の設立や障がい者スポーツ選手育成事業等」(30.0%)となりました。
 一方で、36.2%の方が「取組を知らない」という回答でした。
[1] ア)障がい者差別に関する相談窓口の設置等、障がい者の権利擁護のための体制整備 (23.8%) 38
[2] イ)「心のバリアフリー・ハンドブック」の配布 (18.1%) 29
[3] ウ)「ヘルプマーク」の導入・配布 (53.8%) 86
[4] エ)情報コミュニケーション支援のための機器(卓上型対話支援システムなど)の整備 (11.9%) 19
[5] オ)「障がい者スポーツ協会」の設立や障がい者スポーツ選手育成事業等 (30.0%) 48
[6] カ)「障がい者芸術・文化活動支援センター」の開設や障がい者芸術文化活動支援事業等 (17.5%) 28
[7] キ)知らない (36.2%) 58
[8] ク)その他⇒問5へ (0.0%) 0
問5
 問4において、「ク)その他」とお答えした方にお尋ねいたします。
 知っている取組をご記入ください。
該当なし
集計可能なデータはありません。
問6
 法律や条例など、様々な障がい者施策に関する法整備が行われてきましたが、障がいのある人に対する差別や偏見は改善されてきたと思いますか。
 「かなり改善されている」と「少しずつ改善されている」をあわせると64.8%の方が、障がい者に対する差別や偏見について「改善がみられる」とする回答でした。
  一方で、「あまり改善されていない」または「改善されていない」と回答した方が、22.6%となりました。
[1] ア)かなり改善されている (6.9%) 11
[2] イ)少しずつ改善されている (57.9%) 92
[3] ウ)あまり改善されていない (18.2%) 29
[4] エ)改善されていない (4.4%) 7
[5] オ)どちらともいえない (12.6%) 20
問7
 障がいの有無にかかわらず、誰もが社会の一員としてお互いを尊重し、支え合いながら、いきいきと暮らせる共生社会を実現するためには、どのようなことが重要だと思いますか。(複数回答可)
 もっとも多かったのが「障がいのある人が障がい特性に応じて、能力を発揮・活躍できる場の拡大」(61.2%)でした。
 次いで、「障がいのある人への理解を深めるための周知(広報)活動」(51.9%)、「障がいのある人とない人が交流する機会の拡大」(50.0%)となりました。
[1] ア)障がいのある人への理解を深めるための周知(広報)活動 (51.9%) 83
[2] イ)障がいのある人とない人が交流する機会の拡大 (50.0%) 80
[3] ウ)情報の取得や意思疎通に困難のある障がいのある人への支援 (40.6%) 65
[4] エ)障がい者スポーツや芸術・文化活動の振興 (26.2%) 42
[5] オ)障がいのある人が障がい特性に応じて、能力を発揮・活躍できる場の拡大 (61.2%) 98
[6] カ)民間の団体などが行う、障がいについて理解を深める活動の拡大 (23.1%) 37
[7] キ)わからない (8.8%) 14
[8] ク)その他⇒問8へ (0.6%) 1
問8
 問7において、「ク)その他」とお答えした方にお尋ねいたします。
 ご意見を具体的にご記入ください。
[1] 幼少期から、普段の暮らしの中で日常的に障がいのある人との交わりがある体制づくり。
障がいのある人を支援する職員やサポートボランティアの育成や充足。
地域の防災分野に関する行事や訓練等での周知(広報)、またその場に一緒に参加する体制の構築。 (100.0%)
1
問9
 障がい者や高齢者、妊産婦の方など施設の近くに駐車する必要がある方のため、公共施設、ショッピングセンター、銀行や病院などの建物の出入口近くに設置されている「身体障がい者等用駐車場(車いすマークがある駐車場)」について、利用対象者に「身体障がい者等用駐車場利用証(パーキングパーミット)」を交付する「パーキングパーミット制度」を知っていますか。
 「パーキングパーミット制度」について、77.9%の方が「内容も含めて知っている」または「ことばは知っている」という回答であり、広く認知されていることがわかりました。
[1] ア)内容も含めて知っている (51.3%) 81
[2] イ)ことばは知っているが、内容は知らない (26.6%) 42
[3] ウ)知らない (22.2%) 35
問10
 パーキングパーミット制度への理解と普及を促進していくには、どのようなことが重要だと思いますか。(複数回答可)
 もっとも多かったのが「パーキングパーミット制度への理解及び普及を促進するための周知(広報)活動」(69.0%)でした。
 次いで、「運転免許取得・更新時の講習」(67.1%)、「身体障がい者等用駐車場区画数の確保」(39.9%)となりました。
[1] ア)パーキングパーミット制度への理解及び普及を促進するための周知(広報)活動 (69.0%) 109
[2] イ)運転免許取得・更新時の講習 (67.1%) 106
[3] ウ)身体障がい者等用駐車場区画数の確保 (39.9%) 63
[4] エ)わからない (5.1%) 8
[5] オ)その他⇒問11へ (1.9%) 3
問11
 問10において、「オ)その他」とお答えした方にお尋ねいたします。
 ご意見を具体的にご記入ください。
[1] スーパー等の駐車場で健常者が平気で駐車している。注意書きの立て札はあるが知らんぷり。警備員や関係者が巡回して注意のメモ等を置くべきだ。大規模店舗などでは館内放送しているが・・・。 (33.3%) 1
[2] 健常者と思われる方がプレートを掲示して駐車しているのをよく見かける。
はっきりと分からないのですが有効期限などで管理して欲しい。
本当に必要とされているが駐車出来ずに困っているのでは。 (33.3%)
1
[3] 駐車場を完備する店舗からの情報発信。
無断駐車(迷惑駐車)の取り締まりと罰則の適用。(県警より) (33.3%)
1
問12
 本県では、内部障がいや難病の方、妊娠初期の方など、外見からはわからなくても援助や配慮を必要としている方々が、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせる「ヘルプマーク」の取組を進めています。あなたは「ヘルプマーク」のことを知っていますか。
 「ヘルプマーク」について、80.4%の方が「内容も含めて知っている」または「ことばは知っている」という回答であり、広く認知されていることがわかりました。
[1] ア)内容も含めて知っている (55.1%) 87
[2] イ)ことばは知っているが、内容は知らない (25.3%) 40
[3] ウ)知らない (19.6%) 31
問13
 「ヘルプマーク」を普及促進していくには、どのようなことが重要だと思いますか。(複数回答可)
 もっとも重要とされているものは「ヘルプマークへの理解及び普及を促進するための周知(広報)活動」(80.0%)となりました。
[1] ア)ヘルプマークへの理解及び普及を促進するための周知(広報)活動 (80.0%) 128
[2] イ)公共交通機関への掲示 (66.9%) 107
[3] ウ)わからない (6.9%) 11
[4] エ)その他⇒問14へ (3.1%) 5
問14
 問13において、「エ)その他」とお答えした方にお尋ねいたします。
 ご意見を具体的にご記入ください。
[1] ヘルプマークを利用していても助けようとしない人は助けないので、小さい頃からの教育で助ける側を育成する必要性も感じます。 (20.0%) 1
[2] 地域の防災分野に関する窓口や行事、訓練等での周知(広報)活動。
幼少期から、理解が広がるような機会を継続して推進する。 (20.0%)
1
[3] 学生時代からの道徳学習などで、小学生でも当たり前に知っている状況を作ること。 (20.0%) 1
[4] 意識改革のため、学校や職場での教育。
(生徒・学生向け、および、社会人向けとも) (20.0%)
1
[5] 病院や公共の場、会社、学校、レクリエーションの場などにポスターなどで告知 (20.0%) 1
問15
 本県では、障がいの有無、年齢、性別等にかかわらず、様々な心身の特性や考え方を持つすべての人々が相互理解を深め、支え合う「心のバリアフリー」の取組を進めています。あなたは「心のバリアフリー」のことを知っていますか。
 「心のバリアフリー」について、65.9%の方が「内容も含めて知っている」または「ことばは知っている」という回答でした。
[1] ア)内容も含めて知っている (22.2%) 35
[2] イ)ことばは知っているが、内容は知らない (43.7%) 69
[3] ウ)知らない (34.2%) 54
問16
 「心のバリアフリー」を普及促進していくには、どのようなことが重要だと思いますか。(複数回答可)
 もっとも重要とされているものは「心のバリアフリーへの理解及び普及を促進するための周知(広報)活動」(80.6%)となりました。
[1] ア)心のバリアフリーへの理解及び普及を促進するための周知(広報)活動 (80.6%) 129
[2] イ)心のバリアフリー講習会の開催 (40.0%) 64
[3] ウ)わからない (13.1%) 21
[4] エ)その他⇒問17へ (1.9%) 3
問17
 問16において、「エ)その他」とお答えした方にお尋ねいたします。
 ご意見を具体的にご記入ください。
[1] 地域の防災分野に関する窓口や行事、訓練等での周知(広報)活動。
幼少期から、理解が広がるような機会を継続して推進する。 (33.3%)
1
[2] 幼稚園、小学校、中学校、高校などでの交流や講演会活動をする。
その日にチラシを子供達に持たせて、家族でもその日の話しをするように学校から働きかける
課題や宿題にするのも良いと思います。
子供が持ってきたチラシは親は目を通すので、周知活動になると思います。 (33.3%)
1
[3] 特に高齢の(世代が上の)方々の認識が薄いと感じていますので、そういう方々が集まる場での説明会や勉強会を行うのはどうでしょうか。 (33.3%) 1
問18
 本県では、聴覚に障がいのある方とない方が、手話を通じて共生することができる社会の実現のため、「徳島県手話言語条例」を制定し、令和7年3月18日に施行されました。あなたは、手話が、音声言語である日本語とは異なる一つの言語であることを知っていますか。
 「手話が、音声言語である日本語とは異なる一つの言語であること」について、47.5%の方が「知っている」という回答でした。
[1] ア)知っている (47.5%) 75
[2] イ)知らない (52.5%) 83
問19
 「手話言語」への理解と、その普及を図るためには、どのようなことが重要だと思いますか。(複数回答可)
 もっとも重要とされているものは「手話言語への理解及び普及を促進するための周知(広報)活動」(73.0%)となりました。
[1] ア)手話言語への理解及び普及を促進するための周知(広報)活動 (73.0%) 116
[2] イ)手話を学習する機会の確保 (67.9%) 108
[3] ウ)わからない (10.1%) 16
[4] エ)その他⇒問20へ (5.0%) 8
問20
 問19において、「エ)その他」とお答えした方にお尋ねいたします。
 ご意見を具体的にご記入ください。
[1] より多くの場で手話通訳をつけること。 (12.5%) 1
[2] 就学前の段階から、手話言語への理解、あまねく共生社会への理解を段階的に深めること。 (12.5%) 1
[3] 幼少期から、理解が広がるような機会を継続して推進する。 (12.5%) 1
[4] 幼稚園、小学校、中学校、高校などでの交流や講演会活動をする。
その日にチラシを子供達に持たせて、家族でもその日の話しをするように学校から働きかける
課題や宿題にするのも良いと思います。
子供が持ってきたチラシは親は目を通すので、周知活動になると思います。 (12.5%)
1
[5] 手話を学ぶのがカッコいいことでありメリットがあることへ誘導する。 (12.5%) 1
[6] 手話通訳士への謝金の増額(ボランティア価格ではなく、きちんと通訳士としての報酬)を確保し、通訳士を増やしていくこと。また通訳士だけでなく、要約筆記や吹き替え、翻訳なども広げていくことを望んでいます。 (12.5%) 1
[7] 掲示物に、代表的でよく使う会話を手話で表現するなど、より多くの人目につくよう、街中で広めること。
掲示物に英語や中国語等で翻訳されているイメージに近づけ、実際の手話をしている人物をイラスト等で描くことで、少しでも手話の内容が具体的に広まる。これは、周知や広報などのぼやっとした焦点のない叫びなんかと比較しても、より効果が上がる対策となるはず。
(12.5%)
1
[8] 義務教育に少しでも取り入れる。 (12.5%) 1
年齢別
[1] 20歳未満 (3.8%) 6
[2] 20~29歳 (11.2%) 18
[3] 30~39歳 (7.5%) 12
[4] 40~49歳 (19.4%) 31
[5] 50~59歳 (24.4%) 39
[6] 60~69歳 (18.8%) 30
[7] 70歳以上 (15.0%) 24
職業別
[1] パート (3.1%) 5
[2] 公務員 (0.6%) 1
[3] 無職 (4.4%) 7
[4] 社協職員 (0.6%) 1
[5] 自営業 (2.5%) 4
[6] 販売業 (0.6%) 1
[7] 農業 (1.2%) 2
[8] 農林漁業 (0.0%) 0
[9] 農林漁業以外の自営業 (3.8%) 6
[10] 会社員 (37.5%) 60
[11] 団体職員 (6.2%) 10
[12] 主婦 (12.5%) 20
[13] 学生 (10.0%) 16
[14] その他 (16.9%) 27
住所別
[1] 徳島市 (36.9%) 59
[2] 鳴門市 (6.9%) 11
[3] 小松島市 (7.5%) 12
[4] 阿南市 (7.5%) 12
[5] 吉野川市 (2.5%) 4
[6] 阿波市 (2.5%) 4
[7] 美馬市 (3.1%) 5
[8] 三好市 (1.2%) 2
[9] 勝浦町 (1.9%) 3
[10] 上勝町 (0.6%) 1
[11] 佐那河内村 (0.6%) 1
[12] 石井町 (3.8%) 6
[13] 神山町 (1.9%) 3
[14] 那賀町 (1.2%) 2
[15] 美波町 (0.0%) 0
[16] 牟岐町 (1.2%) 2
[17] 海陽町 (0.6%) 1
[18] 松茂町 (1.2%) 2
[19] 北島町 (2.5%) 4
[20] 藍住町 (5.6%) 9
[21] 板野町 (4.4%) 7
[22] 上板町 (4.4%) 7
[23] つるぎ町 (1.2%) 2
[24] 東みよし町 (0.6%) 1

今回のアンケート結果から、「障害者差別解消法」及び「障がいのある人もない人も暮らしやすい徳島づくり条例」の認知度向上とあわせて、「心のバリアフリー」の推進や、「ヘルプマーク」「パーキングパーミット制度」といった取組を継続して広めていくことが重要であることがわかりました。         

これらの結果を踏まえ、様々な機会を捉え、誰もがいきいきと暮らすことのできる社会を目指し、今後の障がい福祉行政の推進に取り組んでまいります。貴重なご意見をありがとうございました。